薬師寺文化講演会

村上太胤副住職ご就任記念講演に藪中元外務事務次官が来岐され、
ご講演を拝聴する機会を賜った。

尖閣諸島や竹島問題など領土を巡る外交問題が多発している、
昨今の状況で、この三年、官僚の方とご縁が薄くなった私にとっては
大変タイムリーな機会を頂き、これも村上太胤先生のお陰と感謝する次第です。

日本が抱える最大の問題は財政再建ではなく、少子化超高齢化社会への対応、
現役の時にも関心の高かった移民問題への政治判断をはじめ、
主に中国との我が国が取るべき方向性など示唆にとんだお話でした。
外交問題は、力と力のせめぎ合いです。国益を損なわないように、
最前線で務められた官僚の最高責任者と政治家の一体となった重要性を
あらためて感じさせられました。