更生保護法案審議

少年法の改正に続き国民に大きな関心のある更生保護法案の審議に入っていますが本日は同志社大の瀬川教授、三重県保護司会会長の森本さん、日弁連を代表して海渡雄一先生、日本ダルク代表で混同恒夫先生の四人の方から参考人としてご意見を賜りました。昨今刑務所から出所した保護観察中の者の悲惨な再犯事件が報道されましたが、我が国のさまざまな司法制度改革の流れを受けて安全安心で暮らせるまちづくりから制度改革を急いで進めています。犯罪をおこすと有罪判決をうけ刑務所や少年院に入って刑期を務めます。ある基準に達すると仮釈放認定を受け保護観察処分になります。今回の改正は刑に服する更生保護の理念を明確にするとともに、かつ以前よりボランティアとして更正を支えている中核をなす保護司さんの過負担を国・地方自治体としての支援制度等を整えながら充実させ、再犯防止につとめるものです。保護観察制度が円滑に実行されるよう刑務所に戻す措置や、出所者の社会受入を円滑化する就労支援や定住支援等進めます。しかし何よりも国民理解を得ることが最も重要であり今後とも検討を進めます。