学生インターン

学生インターン ※現在、受付を中止しております。

当事務所では, 『政治の現場の様子を体感してみたい』, 『スタッフと一緒になって政治活動に参加してみたい』といった大学生の議員インターンを受け入れています。 受け入れ時期や期間,条件等詳しくは事務所までお問い合わせ下さい。

N大2年 T.I君

私は議員会館にて10日間の研修を行いました。実習期間中は、自民党本部で開催される部会への出席、陳情への同行、国会議事堂・最高裁判所など政治と密接な関係にある施設の見学をさせて頂きました。

本研修で最も印象に残っていることは、政策形成過程を学べたことです。日常生活の中では、国会議員と官僚の方々が侃侃諤諤と議論し、政策の細部を詰めていく場面を見ることができません。しかし、部会への参加の機会を頂いた結果、政策がいかにして作られるかを具体的に知ることができました。また、社会の枠組みに関する議論においては、必ず便益を享受する側と不利益を受ける側が存在するので、難しいことではありますが、両者の利害を衡量し、バランスの取れた判断をすることが重要だと感じました。

一方、今回の研修では、知らないことの多さを自覚しました。政治の役割が社会のルールを作成し、変更することにある以上、政治の場での議論は、ルールに関連する社会現象に精通していなければ十分に理解することができません。しかし、私が参加した部会には見聞きしたことが殆どないような政策にまつわるものも多く、なかなか議論内容を理解できませんでした。その際、社会に対する正確で当を得た見方ができるよう社会経験を積んでいくことの必要性を痛感しました。

研修を通じ、影響を受けたことは、考え続け、悩むことの重要性です。私は、今回の研修中、容易に答えの出ない問題、熟慮しても最適解の見つからない問題に幾つも遭遇しました。しかし、普段から自己の意見をまとめることに重きを置いて、安直に答えを出していた私は、議論の本質に鋭く切り込んでいくことができず、思考の浅さに気付かされました。また、わからないことに関しても、教えてもらうことに満足するのではなく、自分の頭で物事を深く掘り下げて考え、悩むことの重要性を学びました。今後は、すぐ結論を出して分かった気になるのではなく、あらゆる角度から物事を検討し、考え続けることで、思考力を高めていきたいと思います。

最後になりましたが、研修期間中には、ご多忙にもかかわらずご指導戴きました秘書さん、代議士、事務所のスタッフの皆様に厚く御礼申し上げます。貴重な経験をさせて頂き、誠に有難うございました。

(後輩に伝えたいこと)

日頃体感できない政治の現場や視点を感じ、学べることが、本研修の一番の面白味だと思います。ただし、私に関しては、職業について考える機会を頂けたことも有意義でした。研修中には、秘書さん、記者の方をはじめ、様々な職種の方から、当該職種を選んだ理由、実務の面白さ・難しさ、生い立ちに関してお話を聞かせて頂きました。研修に参加するまでは、職業選択に関して悩んでばかりの私でしたが、このような機会を頂きました結果、悩みながらも自己の進路に方向性を見いだせました。自分なりの目的意識をもって研修に臨めば、かけがえのない経験ができると思います。

 

N大2年 N君

今回のインターンを通し、私は自分自身の知識の乏しさに改めて気づかされました。

主に私は自民党の部会に出席し、メモをとるといった仕事をしていましたが、知識不足からかなかなか資料や話の流れについていくことができませんでした。でも、自分自身で情報を集めたり、より多くの部会に出席することで少しずつですが話の内容が見えてくるようになりました。

部会での議論は、ほぼそのまま国政に大きく影響するので、国政の中心ともいえる場での議論を聞けることは、私にとって大変貴重な経験となりました。 そうし た中、議員、関係団体、省庁からの出席者がそれぞれの立場で意見を述べる際に、ある意味国全体を見渡した言い方ではなく、自分に関係する部分だけを考えて 意見を述べている、といったところに疑問を抱いたりもしました。しかし、逆に、より良い政治の実現のためには、そういった様々な意見を調整していく能力が 求められている、ということも感じることができました。

私のインターン時期は、ちょうど各省庁が次年度予算の概算要求基準に基づいて、それぞれの概算要求を発表する時期でもあったため、その概算要求を少 し研究 してみました。概算要求の内容からはその省庁が次年度に何をしたいのかがわかり、また、逆にその概算要求でいらないと思われるところに多額の予算を要求し ている可能性もあり、そういった無駄な部分をきちんと是正していく能力も議員に求められていると感じました。

部会に出席する以外にも、議員事務所の事務員として、第二議員会館を拠点とし、ホテルで行われる各種団体の総会に出席したり、ある省に出かけて、今 後の国 政についての議論を聞いたり、名刺の整理、新聞のチェックなど様々な仕事をさせてもらいました。私は議員事務員章を使うことができたので省庁はどこでも入 れましたが、参議院に入れなかったのが意外でした。また、個人的にも国会図書館や国会議事堂見学、近くのホテル巡りなどもし、国会周辺の、政治にまつわる 様々な施設も見学することができました。

(後輩に伝えたいこと)

研修で、一番「良かった」,「おもしろい」と実感したことは、今自分のいる場所で議論されていることがそのまま国政に反映されるという、政治の現場 の生の 話を聞けたことです。ただ、知識もそこそこだと、せっかくの現場の話が意味不明な話で終わってしまうかもしれません。そうならないためにも、興味のある政 治課題などは、新聞を読む等、常識的なことでいいので、そこを確実に押さえてから研修した方がより良い成果が得られることでしょう。大変だと感じることは 多々あると思いますが、それ以上の経験を得ることはできますから、ガンバって下さい。

 

N大2年 Y君

各務原事務所で1日と東京の議員会館にて2週間の研修を行いました。

地元では、秘書の方の支援者挨拶回りに同行させていただきました。広い選挙区を回りながら、地元の方との話の中でつぶさな情報も見逃さず集めてい く。こう した日々の政治活動が選挙において大きな意味を持ってきます。地元での活動の重要性を知り、また秘書の方々の仕事への「誇り」に触れることができました。

 

東京での実習では、たまたま自民党総裁選の時期と重なり、通常インターンで行う議員会館内の事務所で行う、電話応対など事務作業、各種部会・委員会への出席に加え、総裁選挙対策本部(以下,総裁選対)での簡単なお手伝いもしました。また、数
多くの社会問題への対応をめぐって、部会(会議)での議員と官僚との白熱した質疑応答も印象深いものでした。

特に感銘を受けたのは、やはり総裁選対における「大人の連携プレー」を垣間見られたことです。総裁候補を支えるために各議員事務所から秘書が集ま り、総裁 選という大きなプロジェクトのため割り当てられた仕事をこなしていく。もちろん普段から一緒に仕事をしている同僚というわけではないが、それでも見事にこ なしてしまうところに、学生の共同作業とは次元の違う、社会人の、「大人の連係プレー」を見ることができ、甚く感銘を受けました。

また、今回のインターンでは至るところで自分の未熟さを感じました。マナーに関してはもちろん、社会問題などへの正確な知識や、社会人として必要な プレゼ ン能力、なにより受動的な学習姿勢などはまだまだ社会において通用するレベルには程遠いということを痛感しました。議員や秘書は、総じて能力が一際高い方 ばかりでした。政治の場で求められる能力水準の高さを肌身を以って実感することが出来ました。

最後に、対応していただいた秘書さんをはじめ、代議士、事務所のスタッフの皆さんには、忙しい中、大変お世話になりました。厳しくも暖かいご指導に、心よりお礼を申し上げたいと思います。

(後輩に伝えたいこと)

議員事務所で研修するというのは、なかなか出来ることではありません。ちょっと経験に・・・という思いだけでも、行く価値があるでしょう。ただし、 マナー や予備知識等、最小限の準備は必要です。尋ねたいことや、関心のあることなどなど準備をすればしていっただけ、自分に返ってくるものも大きくなります。ぜ ひ、意欲的に取り組んで下さい。また、せっかくなら、東京と地元の両方で研修をすることを勧めします。二つの政治の形を比較できて、より有意義であると思 います。

gakusei