15日菅政権の新成長戦略案の全容が報道された。
私が現職時、党内の経済成長戦略について議論されていたもののパクリばかりで、新鮮さのないものだ。
裏返せば菅政権でも政治主導といいながら、官僚からのレクを受けた自公政権からの官主導の延長線にあるというものだ。
鳩山政権時のお粗末な官僚排除よりは現実的だが、これでは大手企業や大都会が主役で、地方の疲弊や基盤を支えている中小企業や農林水産業対策など総合的な国家政策としての大局が見えない。
「菅」政権主導でなく「官」主導であり、国際競争が政府や企業、研究機関など国家一体としての戦に展望はもてない。
昨年の衆議院選の自民敗退は、真の政治主導が打ち出せなかった政治の閉塞感が原因であり、それが今我が国に必要に求められる政治改革である。