田母神元航空幕僚長の講演をきく

私が議員在職中の際に、陸上自衛隊富士総合火力演習にて
当時航空幕僚長であった田母神さんとお会いしたことがあるが、
最前線部隊のトップを務められるだけあって
凛としたオーラのある方だったと覚えがある。

その後懸賞論文問題で更迭される経緯を残念に
思っていましたが、退職後各方面にて講演や執筆活
動されるご活躍の様子に陰ながら応援しておりました。

この度、TKCさんのご案内もあって久々にお話を受け賜りました。

安全保障問題をはじめ、経済や教育問題まで
幅広い分野に対する示唆にとみ、ユーモアあふれるお話に
あっという間の1時間半の講演でありました。

世界の情報戦に対抗する我が国のあり方の問題提起を
されたが、特に軍事あっての外交力。自衛隊法と国際法との
基本的スタンスの違いなど我が国の制度の歪について
意見を同じくするところであります。

同じ日、国会が召集され菅総理の施政方針演説が行われたが、
安全保障問題はわずかしかふれられていない。

民主党政権は普天間移転問題により米国との信頼関係を
失墜させるばかりか、尖閣や北方領土問題に我が国の主権を
脅かし、一方国際競争が熾烈を窮めている中で、
国家観や危機意識が薄く、かつ政権の保身ばかり
考えている菅総理では我が国の将来は全くおぼつかない。

軍事なくして強い外交はありえない世界常識に
我が国のあり方も根底から見つめなおさなくてはならない

「自分の国は自分で守る」

この気概と結果を出すことが政治に求められます。