ベトナム行政苦情救済セミナー出張

国会開催中ではありますが、国会の了承を得て、ベトナム国家監察省からの

セミナー参加要請を受けて一泊二日の視察に渡航しました。

ベトナムは社会主義国家で共産党一党支配の国家でありますが、国民との

距離を近くする監察制度をもち、汚職防止などに積極的に取り組む姿勢は

故ホーチミン氏の思想が立国の思想として培われていることに心から敬意を申し上げてきた。

政治は謙虚でなければならず、かつその質素な生活に基づく国民からの絶大な支持を今も持ち続けることは、

一政治家として崇敬の念を感じる。

社会主義国でありながら、ドイモイ改革によって広く国際社会への門戸を広げ、日本からも大手だけでなく

地元の岐阜県からも中小企業が進出している。

僅かな時間を割いて、カイインダストリーズハノイを視察しましたが、工場長からベトナム従業員の方々は非常に手先が器用で、

まじめにコツコツと仕事に向かう姿勢は日本と共通する民族性として感心されていた。

フック副首相やチャイン国家行政監察総監(大臣)、統計副大臣らとセミナー、会談を重ね

たが、フック副首相からは安倍総理の「積極的平和主義」に賛同されるとともに、

ベトナムとの「広範な戦略的パートナーシップ」の下、総務省においても「行政苦情救済分野に関する協力の覚書」に基づく

協力関係など今後の我が国とのさらなる協力関係の発展を望まれるなど有意義な会談となった。